【展示会レポ】多方面からのアプローチ 業界全体でサステナブルファッションを推進
4月17日〜19日の3日間にわたって開催されたサステナブルファッションEXPO。環境や社会に対する影響が問題視され始めていることを受け、業界全体でサステナブルな取り組みを熱心に推進しているファッション産業。今回の展示会においても、多角的なアプローチを随所で拝見できた。ブースの紹介を通じて具体的な取り組みを見てみよう。
4月17日〜19日の3日間にわたって開催されたサステナブルファッションEXPO。環境や社会に対する影響が問題視され始めていることを受け、業界全体でサステナブルな取り組みを熱心に推進しているファッション産業。今回の展示会においても、多角的なアプローチを随所で拝見できた。ブースの紹介を通じて具体的な取り組みを見てみよう。
持続可能な社会を目指す中で、デザインの世界にも新たな潮流が生まれ、サーキュラーデザインという考え方が注目されている。この記事では、サーキュラーデザインの基本から、実践に役立つ6つの戦略まで、具体的な事例を交えて解説する。
ファストファッションが瞬く間にトレンドを捉え、低価格で消費者に提供する一方で、その裏側には資源の浪費や労働環境の問題が潜んでいる。こうした背景から、人にも地球環境や地域社会にも配慮した、持続可能なファッションのあり方として注目されている「スローファッション」について解説する。
修理する権利とは、ユーザーや消費者があらゆる製品を自身で修理することができる権利のことである。世界中で大量の電子ゴミがあふれ返り、環境汚染や人体への影響が深刻化する中、修理することで電子機器の寿命を伸ばし、電子廃棄物の削減に取り掛かろうという動きが出ている。
サーキュラーエコノミーは、資源の循環と適切な分配に重点を置く経済モデルである。これまで、資源を一方通行的に使用することで、環境や社会に対して甚大な被害を及ぼしてきた。これらの問題に対して世界的に危機感が募っている中で、資源を循環させる経済モデルへの転換が図られている。
コンポストとは、 野菜や魚などの生ゴミ、枯れ葉などを土の中に埋め微生物の力で発酵・分解させてできる堆肥のこと。地球温暖化対策や生ゴミの削減などの観点から近年注目が集まっている。コンポストの種類や使用することのメリットなどを解説する。
2024年夏に開催されるパリ五輪に際して、環境問題への対策として使い捨てプラスチックの使用を禁止することをパリ市は表明している。脱・使い捨てプラスチックを推進し、積極的な環境施策を世界に示すことになるか。
エシカル消費とは、人や社会、地域、環境に配慮した消費行動やライフスタイルのこと。あらゆる環境問題や社会問題に対して、消費者が手軽にできる行動ということもあり、ここ数年関心が高まっている。
アップサイクル(Upcycle)とは、従来であれば捨てられてしまうような廃棄物に付加価値を与えて、新しい製品などに生まれ変わらせること。社会のサステナビリティを高めていくための取り組みとして近年注目されている。
年間約9200万トンにも及ぶファッションロス問題に対して、欧州では売れ残った衣料品の廃棄を禁ずる法律が合意に至った。2025年からの実施を予定しており、大量生産・大量廃棄が当たり前となっているファッション業界に風穴をあけることが期待されている。
オランダのGerrard Street(ジェラルド・ストリート)が提供するヘッドフォンのサブスクリプションサービス「Headphone as a service」は、年間1,500万トンにも及ぶヘッドフォンのゴミを減らすことができるのだろうか。
電子ゴミ問題解決へのひとつのアンサーとして、修理が容易な電化製品の製造を始めたベルリンのスタートアップ Open Funk。同社の第一号製品である修理できるミキサー「re:Mix blender」は、どのような製品なのだろうか。
電子ゴミ(E-waste)とは、スマートフォン、パソコン、テレビなど様々な電子機器の廃棄物の総称。世界規模で急増する電子ゴミは、地球環境や私たちの健康にどのような影響を与えるのか。また、電子ゴミ問題に対して、どのような対策が講じられているのかを解説する。
世界中で大量の食品が廃棄され、解決の必要性が叫ばれている「食品ロス」。そんな中、韓国は積極的な政策によって、生ごみリサイクル率95%を達成した。韓国はどのようにして、食品廃棄大国から、食品リサイクル大国へと変貌したのか。その歩みと制度を解説する。
「修理可能指数」を導入し、電化製品の修理を促進するフランス。ルール導入の背景にある、電子廃棄物問題、欧州委員会による「修理する権利」などと合わせて、「修理可能指数」の概要を解説。