家族の多様化とお墓の変化。これからの時代の“供養のあり方”とは
少子化や核家族化が進む現代では、従来の「家で守るお墓」を維持することが難しくなっている。墓じまいが増える一方で、永代供養や樹木葬・海洋散骨、手元供養など、「自分らしい供養」を選ぶ人も多い。お墓をめぐる課題と新しい供養のあり方を通じ、多様な価値観が交差する現代の”死生観”を探る。

少子化や核家族化が進む現代では、従来の「家で守るお墓」を維持することが難しくなっている。墓じまいが増える一方で、永代供養や樹木葬・海洋散骨、手元供養など、「自分らしい供養」を選ぶ人も多い。お墓をめぐる課題と新しい供養のあり方を通じ、多様な価値観が交差する現代の”死生観”を探る。

現代の変化スピードはあまりにも早く、何となく心が疲弊している人も多いのではないだろうか。しかし、時代の変革というのは人類の歴史の中で何度も行われてきたものだ。そんなとき、先人たちはどのような心持ちで生きてきたのだろうか。貴族社会から武家社会へと大きく変化した鎌倉時代の文学から無常を受け入れる精神を学んでみよう。

誰もが平等に訪れる「死」をどう受け止めればいいのだろうか。この問題に、古来人は向き合い続けてきた。その答えは芸術の中にあるかもしれない。古代ローマで生まれた「死を忘れるな」という意味の「メメントモリ」の概念は、あらゆる芸術作品のモチーフとなっている。現代人の私たちにも通ずるメメントモリを、芸術を通して考えてみよう。

不安や迷いで、気づけば後悔が積もっているときは、「死」を意識して生きてみる。そうすると、人生が少しずつ変わっていく。死は誰しもが避けたい一方で、すべての生き物に平等にやってくる。周囲の人もいつかは消え、自分の人生も突如終わりを迎えるかもしれない。本当にこのままでいいのかと自問したときに勧める、ワークを紹介する。

人は誰しも死を迎える。大切な人との永遠の別れも決して避けることはできない。しかし、そうはいっても胸が引き裂くような悲しみから立ち直ることはとても困難だろう。そんな中、死別に悲嘆する人に寄り添い支援する「グリーフケア」が注目される。死が身近なものではなくなった現代において、私たちはどのように死と向き合えばいいのだろうか。

「メメントモリ」とは、ラテン語で「死を忘れるな」という意味である。この言葉は、中世ヨーロッパにおいてキリスト教の修道士たちが死と向き合うために用いたものだ。現代では、人生の不確実性を受け入れ、現在を大切に生きる哲学として解釈されることが多い。