【第2回】『群衆心理』を読み解く──なぜ人は「自由」から逃げるのか
自分で考える自由を持ちながら、なぜ人はそれを手放してしまうのか。エーリッヒ・フロムは「自由」が持つ重たさにその原因を見た。心理学の実験では、普通の人がいかに容易く同調や服従に傾くかを示している。「自由から逃げる」心理メカニズムを読み解いていきたい。

自分で考える自由を持ちながら、なぜ人はそれを手放してしまうのか。エーリッヒ・フロムは「自由」が持つ重たさにその原因を見た。心理学の実験では、普通の人がいかに容易く同調や服従に傾くかを示している。「自由から逃げる」心理メカニズムを読み解いていきたい。

SNSで多数派の意見に流されそうになるとき、私たちはすでに大衆の一部かもしれない。19世紀末、ル・ボンは群衆の中で個人の理性が溶けていく構造を見抜き、さらに20世紀のオルテガは「みんなと同じ」であることに安心する個人こそ、大衆であると論じている。二つの古典から「大衆」の正体を探っていきたい。

社会課題に向き合う方法は、知識を学ぶことだけではない。近年は「ゲーム」という形を通して、環境問題や難民問題、地域課題に取り組む事例が世界中で生まれている。楽しさや体験を入り口にすることで、人はどのように問題を理解し、行動へとつながっていくのか。ゲームを通じて社会課題に向き合う3つの事例を紹介する。

世界共通で考えて行動するために国連や国際機関が制定した国際デー。つまり、この日を知ることで、世界にはどのような課題があるのかがわかる。本記事では、4つのカテゴリーに分けてそれぞれ4つずつ国際デーを紹介した。世界にはまだまだ課題が多いことを、国際デーから読み取ってほしい。

イスラエルとパレスチナの職人が、国境を越えて協働するストリートブランド「ADISH(アディッシュ)」。衣料品という身近な日常の中に、どんな問いが込められているのだろうか。その服を手に取ることで、消費者は自らの倫理や主体性を問い直す、小さな一歩を踏み出すことになる。

アメリカ社会で長らく「模範的なマイノリティ」として称賛されてきたモデルマイノリティの人々がいる。世界中に浸透している典型的なアジア人のイメージは、実はここから来たものだ。勤勉、真面目、大人しい……モデルマイノリティとは、果たして本当に褒め言葉なのだろか?好意的なステレオタイプの裏にある差別的な思想について解説する。

気候正義(climate justice)とは、気候変動の原因を生み出している主体よりも、それ以外の人に深刻な悪影響が及んでいるという不平等を正していこうとする行動や考え方を指す。気候正義は、気候変動にともなう被害が不均衡にもたらされることを認識し、弱者に配慮し、責任を公平に分担すべきという考えである。

レイズトレードは、生産者と買い手が深く関わることで、生産地の持続可能な未来を作る貿易のスタイルである。 原材料を生産して買い手へ販売するのではなく、生産から加工まで商品化に至る過程全てを生産地にて行うのが特徴だ。この記事では、レイズトレードとフェアトレードの違いや注目される背景、事例などを紹介していく。

Ayumiは「障害=社会が作り出すもの」と定義し、適切な環境が整えば解消されるべきものであると考える。従来の「障害者」という言葉は、その人の身体的特性や能力に焦点を当てがちであるが、インクルーシブな環境づくりを推進するためには「障害」の定義について見直すべきである。