ウェルビーイング

【第1回】ル・ボンの『群衆心理』──「大衆」とは誰のことか

【第1回】ル・ボンの『群衆心理』──「大衆」とは誰のことか

SNSで多数派の意見に流されそうになるとき、私たちはすでに大衆の一部かもしれない。19世紀末、ル・ボンは群衆の中で個人の理性が溶けていく構造を見抜き、さらに20世紀のオルテガは「みんなと同じ」であることに安心する個人こそ、大衆であると論じている。二つの古典から「大衆」の正体を探っていきたい。

フィナンシャル・ウェルビーイングとは?お金と幸せの関係を見つめ直す

フィナンシャル・ウェルビーイングとは?お金と幸せの関係を見つめ直す

幸せを追求する上で欠かせない概念として、近年注目を集めている「ウェルビーイング」。これは5つの要素から構成されており、その一つが、お金や経済的な幸福度を示す「フィナンシャル・ウェルビーイング」だ。「お金を持つこと」と「幸せ」には、どのような関係があるのだろうか。お金のあり方を通して、私たちの幸福を見つめ直してみたい。

あなたのAIは誰の味方?パーソナライズ化されたAIが倫理観と行動を左右する

あなたのAIは誰の味方?パーソナライズ化されたAIが倫理観と行動を左右する

動画アプリを開けば、見たい動画が次々と提案され、ECサイトではおすすめの商品が並ぶ。AIによるレコメンドが、私たちの意思決定を驚くほど手軽にしてくれている。しかし、AIの最適化は本当に私たちのためなのだろうか。本記事では、AIがもたらす便利さの裏側にある価値観への影響と、透明性や公平性といった課題について考えていく。

「推し活」は居場所になりうるのか。サードプレイスとしての可能性を問う

「推し活」は居場所になりうるのか。サードプレイスとしての可能性を問う

家庭や職場、学校といった日常の役割から離れ、自分らしくいられる「サードプレイス(第三の居場所)」が今、変容している。地域コミュニティが衰退する一方で、新たな「居場所」として台頭しているのが「推し活」だ。本記事では、既存の居場所が機能しにくくなった背景や、推し活が果たす役割と課題を社会学や心理学の視点から考察する。

村とともに旅をつくる。ワイルドコーストのコミュニティ宿、ムドゥンビ・バックパッカーズ

村とともに旅をつくる。ワイルドコーストのコミュニティ宿、ムドゥンビ・バックパッカーズ

南アフリカ・ワイルドコーストの果て、小さな村ムドゥンビにある「ムドゥンビ・バックパッカーズ」は、村人自身が運営するコミュニティ宿。宿泊客は村人と共に料理を作り、畑を手伝い、焚き火を囲むなど、観光を超えた暮らしの時間を分かち合う。地域文化の継承と現地住民の自立を支えるモデルとして注目されている。

地球が教室になる時代へ。新しい学びのかたち「旅育」の国際事例

地球が教室になる時代へ。新しい学びのかたち「旅育」の国際事例

教室の枠を超え、世界を教材にする「旅育」が注目されている。知識詰め込み型の教育が行き詰まる中、異文化との出会いや予期せぬトラブルへの対応を経験し、子どもたちは生きる力を手に入れる。ニュージーランド、シンガポールなどの国際事例から、持続可能な社会を築く新しい学びの形を考察する。