ウェルビーイング

緑を管理するのをやめる。都市に広がるリワイルディング

緑を管理するのをやめる。都市に広がるリワイルディング

「森に足を踏み入れたとき、なぜかわくわくする」。そんな心の昂ぶりを、都市に招き入れようとする試みが、いま世界各地で広がっている。都市の緑を管理の対象から、共に生きるパートナーへ―—不完全で予測不能、だからこそ生命力に満ちた「リワイルディング」という営みは、私たちの心と社会をどのように変えていくのだろうか。

切らず、縫い込み、受け継ぐ。和装が100年着られる理由

切らず、縫い込み、受け継ぐ。和装が100年着られる理由

サステナブルファッションが注目されるいま、和装を過去の文化ではなく、現代の選択肢として捉え直してみる。世代を越えて受け継がれてきた理由に迫り、和装が私たちにもたらすウェルビーイングについてひもとく。実家のたんすに眠る一着が、暮らしをより良質なものに変えるきっかけになるかもしれない。

AIが親友や恋人に?擬人化されたチャットボットへの依存と人間の孤独

AIが親友や恋人に?擬人化されたチャットボットへの依存と人間の孤独

ツールの枠を超え、私たちの心に寄り添う存在へと進化したAIチャットボット。名前をつけ、まるで親友や恋人のように接する人が増えている。この背景にあるのは、現代社会に蔓延する深刻な「孤独」だ。本稿では、人間がAIに惹きつけられる心理を紐解き、人間関係や心の在り方に及ぼす影響とこれからのウェルビーイングについて考察する。

【第1回】ル・ボンの『群衆心理』──「大衆」とは誰のことか

【第1回】ル・ボンの『群衆心理』──「大衆」とは誰のことか

SNSで多数派の意見に流されそうになるとき、私たちはすでに大衆の一部かもしれない。19世紀末、ル・ボンは群衆の中で個人の理性が溶けていく構造を見抜き、さらに20世紀のオルテガは「みんなと同じ」であることに安心する個人こそ、大衆であると論じている。二つの古典から「大衆」の正体を探っていきたい。