支え合いを紡ぐデジタル地域通貨「イチカ」天理市がつくる新しい地域コミュニティ vol.10 【奈良県天理市】
駄菓子屋の小さな取り組みから始まった天理市の地域通貨「イチカ」。単なる経済対策を超え、使うほどに地域の支え合い活動を支援する仕組みを構築した。人口6万人の市で3万2千件のアプリダウンロードを達成し、高齢者の外出促進から子どもの野球チーム支援まで、デジタル化時代の新しい地域コミュニティを創出している。

駄菓子屋の小さな取り組みから始まった天理市の地域通貨「イチカ」。単なる経済対策を超え、使うほどに地域の支え合い活動を支援する仕組みを構築した。人口6万人の市で3万2千件のアプリダウンロードを達成し、高齢者の外出促進から子どもの野球チーム支援まで、デジタル化時代の新しい地域コミュニティを創出している。

資本主義の現代は、満足できる富には際限がない。社会には大量生産・大量消費が根付いている。 そんな中、2013年に地域エコノミストの藻谷浩介氏とNHK広島取材班の共著『里山資本主義ー日本経済は「安心の原理」で動く』で提唱された、「里山資本主義」という概念がある。ここでは「里山資本主義」について詳しく解説する。

資本主義や共産主義とは異なる「社会的連帯経済」という概念。持続可能な社会の実現に向けた、新しい経済の形として注目されている。近年、現代社会の構造が少しずつ崩れはじめ、まさに今は時代の転換期ともいうべきフェーズにある。そんな中で浮かび上がってきた社会的連帯経済への期待は、果たして実現できるものなのだろうか。

地域の中で経済を循環させ、自立しようとするローカリゼーション。現代社会のグローバル化の真逆のような概念だが、これが近年注目されているという。人との関係が希薄化した現代において、再び地域の繋がりを取り戻そうとする動きが世界中で起こっているという。ローカリゼーションを実現するために大切にするべきこととは一体何だろうか。

地域通貨とは、特定の地域やコミュニティに限定して流通する決済手段のことである。少子高齢化に伴う人口の減少や地域経済の衰退を打破するために、多くの自治体が注目しており、実際に導入している地域も増えてきている。ここでは、地域通貨の概要や歴史、活用事例を紹介する。