里山・自然資源

つくることで、育てる。Do kit yourselfが提案する家具との新しい関係

つくることで、育てる。Do kit yourselfが提案する家具との新しい関係

安価な家具を買っては捨てる暮らしは、本当に豊かだろうか。奈良県で生まれた家具キット「Do kit yourself」は、吉野ヒノキのパーツを自らの手で組み立て、手入れをしながら使い続ける体験を提供する。自らつくった家具は、ただの「商品」ではなく、共に時を重ねる存在になる。物を育てながら暮らす、新しい関係性がここにある。

開発で失う価値を取り戻す。「生物多様性オフセット」の仕組み

開発で失う価値を取り戻す。「生物多様性オフセット」の仕組み

開発事業は、私たちの暮らしと経済を支える一方、自然や生態系を破壊してしまっている。このジレンマにどう向き合うべきか。その答えとして、開発による損失を別の場所の保全活動で埋め合わせる「生物多様性オフセット」という仕組みがあるのをご存じだろうか。本記事では、開発と自然保護をつなぐこの仕組みの可能性や課題を解説する。

旅人23-1

#23 マイクロ・エコツーリズムの効用

わたしには身近な植生の名前を知らないというコンプレックスがある。多くの人は身近な植物や木々の名前を子どもの頃に長期記憶するものだと聞く。身近な情報をより好みすることなく吸収する、スポンジのような時期だ。自分が身近な植生の名前を知らない要因のひとつは、そういう時期を首都圏に造成されたマンモス団地で、自然に触れることなく通り過ぎてしまったことにあるのではないかと思っている。

「竹害」が地域の誇りに変わる。厄介者を未来資源にするデザイン

「竹害」が地域の誇りに変わる。厄介者を未来資源にするデザイン

日本の里山で急速に広がる「竹害」。自分とは関係ないと感じる人もいるかもしれないが、これは生態系や安全にかかわる問題である。したがって、私たちは竹林との関わり方を再考しなければならない。厄介者から未来の資源へ─。竹を再び価値あるものにする道筋や具体的事例を紹介していく。

旅人20-1

#20 過去と未来をつなぐために、今わたしたちができること

真っ先に目に飛び込んできたのは、昔ながらの農家屋敷の庭先にはミスマッチな最新鋭の特装車だった。2トントラックの荷台部分を改装したオールステンレスの車内に調理台や冷蔵設備が完備されている。周囲が見渡す限りの田畑であることも相まって、江戸時代の里山にタイムスリップしてきた映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンのようでもあった。

地球の生態系危機に挑む。生物多様性条約の意義と課題

地球の生態系危機に挑む。生物多様性条約の意義と課題

地球上では毎年多数の生物が姿を消し、人間の暮らしを支える生態系が危機に直面している。食料や医薬品、水や空気といった自然の恵みがなければ、私たちの社会は成り立たない。1992年に誕生した生物多様性条約は、なぜ世界196カ国が参加する重要な国際的な約束となったのか。その背景と意義を、日本の取り組みにも触れながら解説する。