「竹害」が地域の誇りに変わる。厄介者を未来資源にするデザイン
日本の里山で急速に広がる「竹害」。自分とは関係ないと感じる人もいるかもしれないが、これは生態系や安全にかかわる問題である。したがって、私たちは竹林との関わり方を再考しなければならない。厄介者から未来の資源へ─。竹を再び価値あるものにする道筋や具体的事例を紹介していく。

日本の里山で急速に広がる「竹害」。自分とは関係ないと感じる人もいるかもしれないが、これは生態系や安全にかかわる問題である。したがって、私たちは竹林との関わり方を再考しなければならない。厄介者から未来の資源へ─。竹を再び価値あるものにする道筋や具体的事例を紹介していく。

2022年12月、生物多様性の損失を止める世界目標「昆明・モントリオール枠組」が採択された。注目を集める「30×30目標」とは、2030年までに陸域と海域の30%を保全する計画である。愛知目標の課題を乗り越えようとする、新しい枠組みは社会の未来をどう変えるのか。日本の取り組みと私たちの役割についても紹介する。

地球上では毎年多数の生物が姿を消し、人間の暮らしを支える生態系が危機に直面している。食料や医薬品、水や空気といった自然の恵みがなければ、私たちの社会は成り立たない。1992年に誕生した生物多様性条約は、なぜ世界196カ国が参加する重要な国際的な約束となったのか。その背景と意義を、日本の取り組みにも触れながら解説する。

国際的に重要な湿地を保全・活用するために設けられた「ラムサール条約」。2025年7月には福島県の猪苗代湖が登録され、日本国内の登録湿地は54カ所・166,134ヘクタールとなっている。森林よりも速い速度で消失されており、重要性が再度注目を集めている湿地について、重要な役割や消失している理由なども解説する。

2025年春、アルゼンチンに誕生した州立自然公園「パタゴニア・アスル」が注目を集めている。300万ヘクタールにおよぶ広大なユネスコ生物圏保護区内の沿岸域で、従来の「保護か利用か」という二択を越えたモデルを実現。自然保護と地域経済発展を両立させ、世界の海洋保護政策とサステナブルツーリズム業界に新たな道筋を示している。

地球の海の3分の2を占める公海に、ついに包括的な保護ルールが誕生する。2025年9月19日、「国家管轄権外区域における海洋生物多様性の保存及び持続可能な利用に関する協定」(通称:国連公海等生物多様性協定、略称:BBNJ協定)が60か国の批准を達成し、2026年1月17日に発効することが決まった。約20年の国際交渉を経て実現する歴史的な協定により、これまで「誰の所有物でもなかった海」で、生物多様性の保全と海洋資源の公平な利用が始まる。

鹿による作物被害や、熊による死傷被害。近年、野生動物の人里への侵入により、各地でさまざまな課題が発生している。殺処分は共生と呼べるのか。「かわいそう」は正しい意見なのか。私たちは、個人レベルで何ができるのだろうか。この記事では、人間と動物の共生の道について探っていく。

OECMは、既存の保護区にとらわれない柔軟な地域保全を可能にする、生物多様性保全の新たな枠組みである。国際目標「30by30」の実現に向け、多様な主体が参加し、地域の文化や暮らしと共存できるOECMが注目を集めている。 この記事では、OECMの基本や自然共生サイトとの関係、今後の課題と展望までをわかりやすく解説する。

佐賀県唐津市で、高校生たちが地域資源を活かしたユニークな環境教育に取り組んでいる。プラスチックごみを生まれ変わらせ、里山を再生する体験は、教室では得られない「生きた知識」を彼らに与え、持続可能な未来を自分たちの手で創る力を育んでいる。唐津Farm&Foodと高校生が織りなす、地域ぐるみの循環型社会づくりの挑戦を追った。