食べることを通じて、社会や命とのつながりを見つめ直す

日々の暮らしや食の選択が、社会や環境に与える影響を見つめ直し、より豊かで持続可能なライフスタイルを考える。

人手不足を乗り越える。スマート農業が描く持続可能な農業

人手不足を乗り越える。スマート農業が描く持続可能な農業

日本の農業はいま、大きな転換期を迎えている。人手不足や高齢化、気候変動といった課題が深刻化する一方で、最新テクノロジーを活用した「スマート農業」に注目が集まっている。本記事では、国内における農業事情と、その課題解決につながる持続可能な農業の実現に向けた取り組みを紹介する。

つくることで、育てる。Do kit yourselfが提案する家具との新しい関係

つくることで、育てる。Do kit yourselfが提案する家具との新しい関係

安価な家具を買っては捨てる暮らしは、本当に豊かだろうか。奈良県で生まれた家具キット「Do kit yourself」は、吉野ヒノキのパーツを自らの手で組み立て、手入れをしながら使い続ける体験を提供する。自らつくった家具は、ただの「商品」ではなく、共に時を重ねる存在になる。物を育てながら暮らす、新しい関係性がここにある。

変化する環境への対応。遺伝的多様性が持つ適応力の秘密

変化する環境への対応。遺伝的多様性が持つ適応力の秘密

「みんな同じ」は効率的だが、脆い。「みんな違う」は面倒だが、強い。 気候変動が加速する今、食卓を支える作物の「遺伝的多様性」が失われつつある。19世紀のジャガイモ飢饉の悲劇から、現代の「ノアの箱舟」と呼ばれる種子貯蔵庫まで、多様性がもたらす生物学的な「保険」のメカニズムと、私たちが未来のために取り戻すべき「寛容さ」について考えていこう。

いちご15-1

第15回 砂糖をめぐる旅(後編)|伊達市・北海道糖業株式会社道南製糖所

生産者をめぐる旅の第8回目は、砂糖をめぐる旅(後編)だ。前編は、千歳市のビート生産者を訪ねたが、今回はビートを原料として砂糖を作っている製糖所の方々にお話をうかがった。 基本的にビートは、生産地によって、収穫物を出荷する製糖工場が決められている。千歳市の畑で収穫されたビートは、伊達市にある北海道糖業の道南製糖所に運ばれていくのだ。そのため、今回の旅は片桐農園のビートの足跡を正しく追っていくことになる。

茶畑が消えてゆく今。日本茶文化の持続可能性を考える

茶畑が消えてゆく今。日本茶文化の持続可能性を考える

冬に咲く小さなお茶の花は、かつて暮らしのそばにあった「茶のある風景」を静かに思い出させてくれる。世界的な抹茶ブームの裏で、国内の茶畑は岐路に立たされている。茶畑の減少、後継者不足、取引価格の低迷といった構造的な問題が横たわるなか、この豊かな茶文化と茶畑を未来に引き継ぐために、私たちができることは何かを考える。

「いただきます」の再定義。培養肉が運ぶ、新しい“命”への優しさ

「いただきます」の再定義。培養肉が運ぶ、新しい“命”への優しさ

近年、肉食を巡る「残酷さ」への意識とともに、培養肉への注目が集まっている。動物の命を奪わずに済むこのテクノロジーは、葛藤を抱える人々にとって希望の光となるだろう。一方で、さまざまな課題があることも否定できない。本記事では、培養肉のメリット・デメリットの双方を紹介したうえで、未来の「心地よい一皿」を考えてみる。

“醸す”という進化。発酵文化がつくる持続可能な食の未来

“醸す”という進化。発酵文化がつくる持続可能な食の未来

「醸す(かもす)」という言葉には、目に見えない力が時間をかけて価値を創り出す、静かな熱量がある。古来、人類は微生物と共に生き、素材をより豊かに、より長く保つ知恵を積み重ねてきた。本記事では、伝統的な発酵から最先端の精密発酵までを俯瞰しながら、発酵が描く「循環の知恵」が、どのように地球環境と食の未来を支えうるのかを探る。