知ることで変わる

緑を管理するのをやめる。都市に広がるリワイルディング

緑を管理するのをやめる。都市に広がるリワイルディング

「森に足を踏み入れたとき、なぜかわくわくする」。そんな心の昂ぶりを、都市に招き入れようとする試みが、いま世界各地で広がっている。都市の緑を管理の対象から、共に生きるパートナーへ―—不完全で予測不能、だからこそ生命力に満ちた「リワイルディング」という営みは、私たちの心と社会をどのように変えていくのだろうか。

文化と人種の多様性を前提にした、カナダのインクルーシブ教育

文化と人種の多様性を前提にした、カナダのインクルーシブ教育

約4人に1人が移民であるカナダの学校では、英語を母語としない子どもや、異なる宗教的背景を持つ子どもたちが同じ教室で学んでいる。多様性を前提としたカナダの教育現場で重視されているのが「公平」という考え方だ。本記事では、カナダの教育制度を通じて、理想と現実の両面から、多文化社会における教育の在り方を探っていく。

通常学級を、支援の起点にする。フィンランドの教育政策に学ぶインクルーシブな学び

通常学級を、支援の起点にする。フィンランドの教育政策に学ぶインクルーシブな学び

フィンランドは、障害がある子もない子も同じ場所で学ぶ「インクルーシブ教育」を教育制度の根幹に据えている特徴的なのは、特別な支援を通常学級から切り離さず、早期の対応を徹底する「3段階支援」という制度だ。本記事では、診断を待たずに支援を開始する柔軟な仕組みと、教師個人に負担が集中しない学校のあり方について深掘りする。

数字の政治学。歴史をゆがめる計算式と基準の話

数字の政治学。歴史をゆがめる計算式と基準の話

「犠牲者〇〇万人」。ニュースで目にする巨大な数字は、どこから来るのか。歴史の数字には、何を犠牲と数えるかという「基準」が埋め込まれている。イギリスによるインド植民地支配と日中戦争を例に、計算式のレトリックを読み解いていく。数字の「客観性」を疑うことで、歴史との対話は変わっていくだろう。

旅人25-1

#25 海の森に対する”感謝と責任”を未来へつないでいくこと

春は浅瀬に広がる海の森(藻場)がもっとも繁茂する季節だ。魚たちの多くが海藻や海草の近くで産卵し、ふ化した多くの稚魚が葉陰に身を隠して成長する。顕微鏡でしか見ることのできないプランクトンも無数に息づいている。マクロな視点では見ることのできないミクロの世界が広がっている。海藻や海草が作り出す海の森は多様な生態系が存在する小さな生き物たちの宇宙だ。

「未来世代法」の実践。ウェールズが見せた“世代をこえる政治”

「未来世代法」の実践。ウェールズが見せた“世代をこえる政治”

今日本では、これまでの政策決定のあり方と、それを前提とした社会システムに画期的な変化をもたらしたとされるウェールズの未来世代法を参考に、国会の将来世代委員会設置に向けた法案準備が進んでいる。未来世代法とはどういうものか、取り組むことで日本の未来はどう変わるのだろうか。

世界で広がる「未来世代法」。未来への責任と世代間の正義を考える

世界で広がる「未来世代法」。未来への責任と世代間の正義を考える

社会問題として広く知られている、世代間不均衡。これを是正し、持続可能な未来社会を実現しようという動きが強まっている。同時に、実現に必要な新たな制度的枠組みとして、未来世代法が世界的に注目を集めている。新たな枠組みはなぜ必要なのか、未来世代法とはどういうものか、世界の動きと併せて考察する。