「怒り」が正義を呼ぶ?公共の場における感情の倫理とネット社会の寛容性
SNSで怒りが拡散され、世論が動き、当事者が謝罪に追い込まれる。怒りは社会を変える力を持つ一方、過剰になれば建設的な対話を壊してしまう。アリストテレスは「適切な怒り」を徳と考え、哲学者ヌスバウムは怒りを前向きな行動へ「移行」させる必要性を説いた。感情と理性のバランスをどうとるか、ネット時代の公共空間を考える。

SNSで怒りが拡散され、世論が動き、当事者が謝罪に追い込まれる。怒りは社会を変える力を持つ一方、過剰になれば建設的な対話を壊してしまう。アリストテレスは「適切な怒り」を徳と考え、哲学者ヌスバウムは怒りを前向きな行動へ「移行」させる必要性を説いた。感情と理性のバランスをどうとるか、ネット時代の公共空間を考える。

自国の歴史が否定されると、なぜこれほど腹が立つのか。守ろうとしているのは「過去の事実」なのか、それとも「自分自身のアイデンティティ」なのか。数字の不確かさ、論理の裏側を見てきたシリーズ完結編。歴史を武器にしてしまう心理と、その先にある対話の可能性を考える。

今日本では、これまでの政策決定のあり方と、それを前提とした社会システムに画期的な変化をもたらしたとされるウェールズの未来世代法を参考に、国会の将来世代委員会設置に向けた法案準備が進んでいる。未来世代法とはどういうものか、取り組むことで日本の未来はどう変わるのだろうか。

社会問題として広く知られている、世代間不均衡。これを是正し、持続可能な未来社会を実現しようという動きが強まっている。同時に、実現に必要な新たな制度的枠組みとして、未来世代法が世界的に注目を集めている。新たな枠組みはなぜ必要なのか、未来世代法とはどういうものか、世界の動きと併せて考察する。

自分で考える自由を持ちながら、なぜ人はそれを手放してしまうのか。エーリッヒ・フロムは「自由」が持つ重たさにその原因を見た。心理学の実験では、普通の人がいかに容易く同調や服従に傾くかを示している。「自由から逃げる」心理メカニズムを読み解いていきたい。

SNSで多数派の意見に流されそうになるとき、私たちはすでに大衆の一部かもしれない。19世紀末、ル・ボンは群衆の中で個人の理性が溶けていく構造を見抜き、さらに20世紀のオルテガは「みんなと同じ」であることに安心する個人こそ、大衆であると論じている。二つの古典から「大衆」の正体を探っていきたい。

世界共通で考えて行動するために国連や国際機関が制定した国際デー。つまり、この日を知ることで、世界にはどのような課題があるのかがわかる。本記事では、4つのカテゴリーに分けてそれぞれ4つずつ国際デーを紹介した。世界にはまだまだ課題が多いことを、国際デーから読み取ってほしい。

イスラエルとパレスチナの職人が、国境を越えて協働するストリートブランド「ADISH(アディッシュ)」。衣料品という身近な日常の中に、どんな問いが込められているのだろうか。その服を手に取ることで、消費者は自らの倫理や主体性を問い直す、小さな一歩を踏み出すことになる。

年末商戦の幕開けを告げるブラックフライデー。店頭やオンラインでは大規模なセールが展開され、多くの消費者が割引を求めて殺到する。しかし、この消費の祭典の裏側では、深刻な環境負荷が積み重なっている。そんな中、「買わない」「直す」という新しい選択肢を提示するグリーンフライデーの動きが、世界中で広がりを見せている。