環境とともに生きる未来を描くために、いま考えるべきこと

自然を「資源」と捉えるか? ディープエコロジーが唱える、自然の内在的価値とは

自然を「資源」と捉えるか? ディープエコロジーが唱える、自然の内在的価値とは

自然には人間の都合とは無関係に、それ自体として存在する価値がある。1970年代、この「内在的価値」を軸にしながら、ノルウェーの哲学者アルネ・ネスは「ディープエコロジー」を提唱した。ニーチェやハイデガーの系譜にも連なる、人間中心主義を問い直す思想の流れをたどっていきたい。

次の旅からできる。サステナブルツーリズムのコツ5選

次の旅からできる。サステナブルツーリズムのコツ5選

「サステナブルツーリズム」という言葉を聞いたことがあるだろうか。旅先の自然や文化、経済を守りながら「未来にわたって観光を楽しめるようにしよう」という考え方だ。難しく感じるかもしれないが、実は普段の旅行に少しの工夫を加えるだけで誰でも実践できる。次の旅から実践できる、簡単で効果的な5つのコツを紹介しよう。

AIが使う地球上の水。生成AIの進化と資源浪費のジレンマを超える

AIが使う地球上の水。生成AIの進化と資源浪費のジレンマを超える

たとえばChatGPT、Gemini、Claude。今や私たちの仕事や生活には、対話型AIの存在が必要不可欠になりつつある。ヒト・モノ・カネの膨大なコストカットに寄与するAIだが、「AI利用自体が消費する資源」について考えたことはあるだろうか。本記事では、AI利用による資源消費と効率化との複雑な関係性を掘り下げる。

マイバッグの推奨から見る、「公衆衛生」と「環境保護」のトレードオフ

マイバッグの推奨から見る、「公衆衛生」と「環境保護」のトレードオフ

ある一方を優先するともう一方が疎かになるジレンマは、環境保全においても当てはまる。公衆衛生と環境保護は、トレードオフの関係のうえに成り立つものだ。 本記事では、エコバッグ拡大により守られる環境と、増加してしまう衛生リスクの両方の観点から、地球と人のウェルビーイングのバランスについて掘り下げていく。

「捨てる水」をなくす技術革新。製造業の「排水ゼロ」が守る水系生態系の健全性

「捨てる水」をなくす技術革新。製造業の「排水ゼロ」が守る水系生態系の健全性

身の周りにあふれる、さまざまな製品。その製造過程では化学物質や有機物を含む大量の水が、川や海へ流されている。この状況を変えるべく広がりつつあるのが、工場からの排水をなくす「ZLD」である。本記事では、ZLDシステムの仕組みと課題を解説し、未来の産業の在り方を考える。

待ったなしの脱炭素。CCS技術に託される“地球の時間”

待ったなしの脱炭素。CCS技術に託される“地球の時間”

脱炭素の切り札として注目されるCCS(Carbon Capture and Storage)。待ったなしの気候変動が私たちの暮らしに直接影響を及ぼす今、温室効果ガス削減の先送りはもはや許されない。本記事では、炭素を回収し、地中深くに貯留するCCS技術の必要性と課題、そして実装の可能性についてわかりやすく解説し、持続可能な社会への道筋を探る。

苫小牧で始まったCCS試掘。脱炭素は構想から実装へ

苫小牧で始まったCCS試掘。脱炭素は構想から実装へ

2050年のカーボンニュートラルに向けて世界中で省エネや再エネに取り組んでいるが、最後の切り札とも言えるのがCO2を地下に貯めるCCS事業だ。日本では2025年末にかけて大きな動きがあり、脱炭素の実現に向けて大きく前に進んだ。研究・実証段階から一段階上がり、現実味を帯びてきたCCS事業の最先端を紹介する。

緑を管理するのをやめる。都市に広がるリワイルディング

緑を管理するのをやめる。都市に広がるリワイルディング

「森に足を踏み入れたとき、なぜかわくわくする」。そんな心の昂ぶりを、都市に招き入れようとする試みが、いま世界各地で広がっている。都市の緑を管理の対象から、共に生きるパートナーへ―—不完全で予測不能、だからこそ生命力に満ちた「リワイルディング」という営みは、私たちの心と社会をどのように変えていくのだろうか。