子どもたちの声に寄り添い、教育と社会の未来を考える

子どもたちの学び、育ち、暮らしのなかにある違和感や問いに目を向け、社会や教育のあり方を見つめ直す。インクルーシブ教育や不登校、子どものウェルビーイング、児童労働など、子どもを取り巻く制度や環境を掘り下げる。

文化と人種の多様性を前提にした、カナダのインクルーシブ教育

文化と人種の多様性を前提にした、カナダのインクルーシブ教育

約4人に1人が移民であるカナダの学校では、英語を母語としない子どもや、異なる宗教的背景を持つ子どもたちが同じ教室で学んでいる。多様性を前提としたカナダの教育現場で重視されているのが「公平」という考え方だ。本記事では、カナダの教育制度を通じて、理想と現実の両面から、多文化社会における教育の在り方を探っていく。

通常学級を、支援の起点にする。フィンランドの教育政策に学ぶインクルーシブな学び

通常学級を、支援の起点にする。フィンランドの教育政策に学ぶインクルーシブな学び

フィンランドは、障害がある子もない子も同じ場所で学ぶ「インクルーシブ教育」を教育制度の根幹に据えている特徴的なのは、特別な支援を通常学級から切り離さず、早期の対応を徹底する「3段階支援」という制度だ。本記事では、診断を待たずに支援を開始する柔軟な仕組みと、教師個人に負担が集中しない学校のあり方について深掘りする。

“運”で諦めない。メンターシップと公的学習支援の新しい役割

“運”で諦めない。メンターシップと公的学習支援の新しい役割

努力だけでは越えられない壁が、いまも多くの若者の前に立ちはだかっている。「親ガチャ」という言葉まであり、生まれた環境という「運」が、学びや将来の選択肢を左右する社会で、見えない壁にどう立ち向かうか。本記事では、メンターシップと公的な学習支援が果たす新しい役割に焦点を当て、「運」に縛られない未来への道筋を探る。

遊びが社会を動かす。ゲームで課題解決する事例3選

遊びが社会を動かす。ゲームで課題解決する事例3選

社会課題に向き合う方法は、知識を学ぶことだけではない。近年は「ゲーム」という形を通して、環境問題や難民問題、地域課題に取り組む事例が世界中で生まれている。楽しさや体験を入り口にすることで、人はどのように問題を理解し、行動へとつながっていくのか。ゲームを通じて社会課題に向き合う3つの事例を紹介する。

自分の旅が何を残したか?孤児院ボランティアツーリズムから考える観光の責任

自分の旅が何を残したか?孤児院ボランティアツーリズムから考える観光の責任

「子どもを助けたい」という善意が、実は子どもたちを傷つけているかもしれない。観光の一部として気軽に参加できる孤児院ボランティア。しかしその裏では、“寄付を集めるために”家族から引き離され、偽りの孤児院で暮らす子どもたちがいる。本記事では、孤児院ボランティアツーリズムを通して、私たちの旅の在り方を問い直す。

教室の外での学び。寺子屋が支えていた、地域の学びと子どもの居場所

教室の外での学び。寺子屋が支えていた、地域の学びと子どもの居場所

学びは、いつから学校の中だけで行われるものになったのだろうか。 江戸時代から幕末にかけて広がった寺子屋は、庶民の子どもたちが集う「地域の学びの場」だった。そこでは、年齢も習熟度も異なる子どもたちが同じ空間で学び、「一人前の人間」になる過程を重ねていた。寺子屋のあり方から、学校の外で学ぶことが持つ意義を問い直してみたい。