生物多様性

2027年横浜・国際園芸博は、私たちの暮らしをどう変える?

2027年横浜・国際園芸博は、私たちの暮らしをどう変える?

2027年、横浜で開催される国際園芸博は、花や緑を楽しむイベントにとどまらず、これからの暮らしや都市のあり方を問い直す場として注目されている。気候変動や生物多様性の喪失、分断が進む社会の中で、園芸博は私たちにどんな未来像を示そうとしているのか。本記事では、2027年園芸博を手がかりに、暮らしがどう変わりうるのかを考える。

開発で失う価値を取り戻す。「生物多様性オフセット」の仕組み

開発で失う価値を取り戻す。「生物多様性オフセット」の仕組み

開発事業は、私たちの暮らしと経済を支える一方、自然や生態系を破壊してしまっている。このジレンマにどう向き合うべきか。その答えとして、開発による損失を別の場所の保全活動で埋め合わせる「生物多様性オフセット」という仕組みがあるのをご存じだろうか。本記事では、開発と自然保護をつなぐこの仕組みの可能性や課題を解説する。

“市民科学”で進歩する、地域の生態系調査とサイエンス教育

“市民科学”で進歩する、地域の生態系調査とサイエンス教育

私たちは、道端に咲く花をどれほど意識して過ごしているだろうか。 その花の種類や花びらの枚数、隣に生える植物。はたまた、葉に止まった虫の種類。そんな「小さな生態系」の記録を共有することで、地域や世界の環境を守れるかもしれない。 今回は、市民一人ひとりが科学者として機能する「市民科学」の取り組みについて解説する。

変化する環境への対応。遺伝的多様性が持つ適応力の秘密

変化する環境への対応。遺伝的多様性が持つ適応力の秘密

「みんな同じ」は効率的だが、脆い。「みんな違う」は面倒だが、強い。 気候変動が加速する今、食卓を支える作物の「遺伝的多様性」が失われつつある。19世紀のジャガイモ飢饉の悲劇から、現代の「ノアの箱舟」と呼ばれる種子貯蔵庫まで、多様性がもたらす生物学的な「保険」のメカニズムと、私たちが未来のために取り戻すべき「寛容さ」について考えていこう。

種の命を繋ぐ、最後の砦。絶滅危機と闘う「生息域外保全」の取り組み

現在に至るまで、地球では数えきれないほど多くの生き物たちが絶滅してきた。一つの種の滅亡は、時間をかけながら地球全体にまで影響を及ぼしていく。 今回は、地球の生物多様性を守る取り組みの一つ、「生息域外保全」について掘り下げていく。絶滅を防ぐ活動が抱える課題を知り、専門家たちの取り組みをより身近に感じてみよう。

「竹害」が地域の誇りに変わる。厄介者を未来資源にするデザイン

「竹害」が地域の誇りに変わる。厄介者を未来資源にするデザイン

日本の里山で急速に広がる「竹害」。自分とは関係ないと感じる人もいるかもしれないが、これは生態系や安全にかかわる問題である。したがって、私たちは竹林との関わり方を再考しなければならない。厄介者から未来の資源へ─。竹を再び価値あるものにする道筋や具体的事例を紹介していく。

愛知目標から昆明・モントリオール枠組へ。30×30目標で見る生物多様性の歩み

愛知目標から昆明・モントリオール枠組へ。30×30目標で見る生物多様性の歩み

2022年12月、生物多様性の損失を止める世界目標「昆明・モントリオール枠組」が採択された。注目を集める「30×30目標」とは、2030年までに陸域と海域の30%を保全する計画である。愛知目標の課題を乗り越えようとする、新しい枠組みは社会の未来をどう変えるのか。日本の取り組みと私たちの役割についても紹介する。

地球の生態系危機に挑む。生物多様性条約の意義と課題

地球の生態系危機に挑む。生物多様性条約の意義と課題

地球上では毎年多数の生物が姿を消し、人間の暮らしを支える生態系が危機に直面している。食料や医薬品、水や空気といった自然の恵みがなければ、私たちの社会は成り立たない。1992年に誕生した生物多様性条約は、なぜ世界196カ国が参加する重要な国際的な約束となったのか。その背景と意義を、日本の取り組みにも触れながら解説する。

ラムサール条約を知る。再注目される湿地の危機と保全

ラムサール条約を知る。再注目される湿地の危機と保全

国際的に重要な湿地を保全・活用するために設けられた「ラムサール条約」。2025年7月には福島県の猪苗代湖が登録され、日本国内の登録湿地は54カ所・166,134ヘクタールとなっている。森林よりも速い速度で消失されており、重要性が再度注目を集めている湿地について、重要な役割や消失している理由なども解説する。