曽我部倫子

子どもを愛するほど、苦しくなる。母親だけではない、父親の育児うつという現実

子どもを愛するほど、苦しくなる。母親だけではない、父親の育児うつという現実

子どもを愛しているのに、イライラしたり無気力になったりする―そんな悩みを抱える父親がいる。男性の育児参加が進む一方で、見過ごされがちな「父親の育児うつ」。背景にあるのは、父親が孤立しやすい社会的な構造だ。本記事では、父親のうつの実態をひもときながら、誰もが子育てしやすい社会のあり方を考える。

気候変動時代の庭づくり。“雨庭”が示す新しい公共性

気候変動時代の庭づくり。“雨庭”が示す新しい公共性

気候変動による暑さと豪雨が日常になりつつある今、雨を受け止めゆっくりと地下へ浸透させる「雨庭」が注目されている。公園や街路樹などのグリーンインフラだけでなく、小さな面積でも作れる雨庭は、都市空間に土の地面と水の循環を取り戻す鍵となる。個人の雨庭が持続可能な街づくりにつながる可能性に迫る。

上達よりも、続けること。日本の「道」に学ぶ、豊かな生き方

上達よりも、続けること。日本の「道」に学ぶ、豊かな生き方

コスパやタイパなどが重要視され、早く効率よく成果を出すことが求められる現代、日本文化に根づく「道」の考え方は、異なる価値観や評価軸に気づかせてくれる。本記事では、柔道や剣道、茶道、華道などに代表される「道」とは何かをひもときながら、ウェルビーイングとのつながりを探っていく。

「もったいない」の先へ。食品ロスを減らすことは暮らしを整えること

「もったいない」の先へ。食品ロスを減らすことは暮らしを整えること

冷蔵庫で期限を迎えた食品や、外食で食べきれなかった食べ残し。ちょっとした「もったいない」出来事が食品ロスという社会課題につながっている。食品ロス削減は、決して我慢や意識の高さを強いるものではなく、自分の暮らしを見直し整えることが、環境や社会への配慮にもなる。そんな視点から今日からできる無理のないヒントをたどっていく。

待ったなしの脱炭素。CCS技術に託される“地球の時間”

待ったなしの脱炭素。CCS技術に託される“地球の時間”

脱炭素の切り札として注目されるCCS(Carbon Capture and Storage)。待ったなしの気候変動が私たちの暮らしに直接影響を及ぼす今、温室効果ガス削減の先送りはもはや許されない。本記事では、炭素を回収し、地中深くに貯留するCCS技術の必要性と課題、そして実装の可能性についてわかりやすく解説し、持続可能な社会への道筋を探る。

切らず、縫い込み、受け継ぐ。和装が100年着られる理由

切らず、縫い込み、受け継ぐ。和装が100年着られる理由

サステナブルファッションが注目されるいま、和装を過去の文化ではなく、現代の選択肢として捉え直してみる。世代を越えて受け継がれてきた理由に迫り、和装が私たちにもたらすウェルビーイングについてひもとく。実家のたんすに眠る一着が、暮らしをより良質なものに変えるきっかけになるかもしれない。

鎮守する都市の森。日本の都市計画が育む“時間のデザイン”

鎮守する都市の森。日本の都市計画が育む“時間のデザイン”

100年前に造成を開始した明治神宮の森と、開業から10年を迎えた大手町の森を並べると、日本の緑地計画が自然とともに紡いできた、美しい時間のデザインが見えてくる。即効性を求めるのではなく、自然の力を活かして未来に続く森をつくる——その思想は、都市の自然と私たちとの関係をどう結び直せるのかを問いかけている。

茶畑が消えてゆく今。日本茶文化の持続可能性を考える

茶畑が消えてゆく今。日本茶文化の持続可能性を考える

冬に咲く小さなお茶の花は、かつて暮らしのそばにあった「茶のある風景」を静かに思い出させてくれる。世界的な抹茶ブームの裏で、国内の茶畑は岐路に立たされている。茶畑の減少、後継者不足、取引価格の低迷といった構造的な問題が横たわるなか、この豊かな茶文化と茶畑を未来に引き継ぐために、私たちができることは何かを考える。