INTRODUCTION

この企画が生まれた、ひとつのきっかけ。


つくっては捨てる時代から、めぐり、つなぐ時代へ。
循環型社会=サーキュラーエコノミーという、

新しい経済のかたちが求められている。

リユースやアップサイクルなど、資源を循環させる多様な取り組みを通じて、

「捨てるもののない社会」をめざす新しいラジオ番組が始まる。
ゴミを資源に変える発想力と、素材を生かす技術力で、

渋谷を“捨てるものがないまち”へと変えていく。

番組では、日々の暮らしの中でできる小さなアクションから、

都市の循環を生み出す仕組みまでを探る。

そんな「未来の循環」を、ともに描いていこう。

毎月第3火曜日 21:00~21:50|渋谷のラジオで配信中

RADIO HOST

小さな気づきを、対話から。

小原 信治

神奈川県横須賀市秋谷在住。地球温暖化教育アニメ『Future kid TAKARA』の脚本を手がけるなど、環境や社会課題を“物語”として伝える環境ジャーナリスト。番組ではナビゲーターを務め、当メディアで連載を執筆中。

望月 雄太

東京都出身。「都市鉱山」の再資源化に挑む株式会社萬年(小型家電リサイクル法認定事業者)の代表。リユース・リサイクルの現場から、循環型社会のリアルを発信し、「捨てるもののない社会」をめざして活動している。

福田 貴恵

東京都出身。「PATCH THE WORLD」編集部所属。世界60か国をバックパッカーとして旅し、多様な価値観に触れてきた経験をもとに、番組では「渋谷から、捨てるをなくす」を合言葉に、日常から循環を見つめていく。

EPISODES

もう一度聞こう、これまでの放送。

渋谷ラジオ_サーキュラーエコノミー

EP01 サーキュラーエコノミー

大量に“つくっては捨てる”時代から、めぐり、つなぐ時代へ。
第1回のテーマは、「サーキュラーエコノミーとは何か」。

リユース・リサイクルを超えて、
循環を前提にしたものづくりと暮らしの“デザイン”を考える。

渋谷のまちにあふれるごみやフードロスの実態を手がかりに、
私たちの暮らしの中で、サーキュラーエコノミーをどう実現できるのかを語り合う。

“捨てられるものがないまち”を目指す第一歩を、ここから。

EP02 美容室が最も多い街・渋谷。
カット後の“髪の毛”は資源になる?

渋谷のまちでは、毎日膨大な量の“カット後の髪の毛”が生まれている。
これまで当たり前のように「ゴミ」として処理されてきた素材だが、

実は多様な可能性を秘めた資源でもある。
美容室が最も多い渋谷だからこそ、この“小さな資源”が
まちの循環につながる未来を描けるかもしれない。
今回は、一般社団法人マターオブトラストジャパンの
濱七彩子さんをゲストにお迎えし、

髪の毛をめぐる循環の可能性について語りあう。

EP03 フラワーロスをなくすには?花が循環する社会をめざして

数時間で役目を終えるお祝いの花。形が揃わないだけで市場に並ばない花。日本では年間10億本もの花が行き場を失い、まだ美しいまま捨てられている。
こうした現状に向き合い、ロスフラワーを回収してドライ加工や装花、 販売・教育など多様な取り組みを実践してきたのが、
株式会社RIN代表であるフラワーサイクリスト®︎・河島春佳さん。
渋谷のように人が行き交うまちだからこそ、花の循環が新たな文化になる可能性がある。
今回は河島さんのこれまでの実践と、広がりつつある花の循環の今とこれからを探る。

EP04 渋谷の町に捨てられるテイクアウト由来のゴミを減らすにはどうすればいいのか?

渋谷は、テイクアウト文化が最も日常化している街のひとつだ。その便利さの裏で、テイクアウト由来のゴミをどう扱うかという課題が浮かび上がり、ポイ捨て対策やゴミ箱設置の義務化など、制度やルールの見直しが進んでいる。

今月は、リユース容器シェアリングサービス「Megloo」代表の善積真吾さんを迎え、渋谷の町に捨てられるテイクアウト由来のゴミをテーマに語り合う。「捨てる/捨てない」を個人の意識に委ねず、無理なく選べる仕組みはどうつくれるのか。循環を実装する現場から、一緒に考えていく。

EP05 あなたの家にも資源が眠っている?身近な都市鉱山の話

使わなくなったスマートフォンや故障した家電、引き出しに眠るままの充電ケーブル。これらの中には、金や銀、銅、レアメタルといった貴重な資源が含まれている。

こうした都市に蓄積された資源は「都市鉱山」と呼ばれる。資源に乏しいとされる日本だが、家庭内に眠る電子機器を回収・活用すれば、世界有数の資源保有国になり得るとも言われている。

今回は、身近にありながら普段はあまり意識されることのない「都市鉱山」について語り合う。

EP06 渋谷の食品ロス18,970トンをどう減らす?北欧発「Too Good To Go」のサプライズバッグが生む循環の輪

コンビニで並ぶお弁当や、閉店間際のパン屋さんに残るドーナツ。まだ美味しく食べられるのに、商慣習や消費期限の壁によって捨てられてしまう食品が、この渋谷区だけでも年間約1.9万トンにのぼる。

こうした「負の遺産」を、ワクワクするような体験を通じて「資源」へと変える試みが始まった。北欧発のアプリ『Too Good To Go』が提案するのは、余剰食品を詰め合わせた「サプライズバッグ」という新たな循環の形だ。

今回は、日本初上陸を果たしたばかりのこの取り組みを軸に、食の循環が生み出す、新しい社会の姿を模索する。

EP07 制服や学用品のリユース・レンタルが当たり前の社会にしていくには?

平均6万円にものぼるランドセルや、成長に伴い買い替えが必要な学生服。新学期、多くの子育て家庭にとって、学用品にまつわる経済的負担と、短期間で使い捨てられてしまう環境負荷は大きな課題となっている。
こうした「新品を買うのが当たり前」という風潮に、一石を投じる動きがある。日本初の学生服リユースショップ「さくらや」を創業した馬場加奈子氏が目指すのは、単なる中古販売ではない。かつての「お下がり文化」を現代の仕組みとして再生させ、制服を通じてお母さんたちの悩みや地域の笑顔をつなぐ、温かな循環の形だ。
今回は、制服やランドセルのリユース・レンタルという選択肢を軸に、子育て家庭を支え、環境負荷を減らす「当たり前」の未来を模索する。

EP08 ゴミを捨てるとお金も捨てることになる?

4月に一部改正された渋谷区の「きれいなまち条例」。
街なかに掲げられた「ゴミを捨てるとお金も捨てることになるよ。」という言葉には、ポイ捨てへの警告だけでなく、これからの社会に必要なメッセージが隠されている。

ゲストに渋谷区環境政策部の中尾浩則氏を迎え、6月からの過料徴収やゴミ箱設置義務化といった現場のリアルを紐解きつつ、ごみを資源へ変える行政の挑戦に迫る。

ポイ捨て対策を起点に、行政・事業者・市民が手を取り合って実現する「捨てるものがないまち」への道筋を模索する。

渋谷ラジオ09

EP09 環境共育でゴミがないまちを創る

これまでの環境教育は、「ゴミを減らす」といったルールを教えるものが主流であった。しかし、サーキュラーエコノミーへの移行が進む現代において、本当に求められているのは、子どもたちが自ら循環に参加する「実践的な体験」だ。

今回は、PHI株式会社の繁田知延氏をゲストに迎え、教育現場と地域資源の循環を掛け合わせたアプローチを見ていく。身近な廃棄物が新たな価値へ生まれ変わるプロセスは、子どもたちの中に「未来を自らの手で変えられる」という当事者意識を育んでいく。


この「環境共育」がもたらす可能性を掘り下げ、渋谷を「捨てるものがないクリエイティブなまち」へと変える形を模索していく。